今日はちょうどアンティークチェアをばらばらにする作業をしていましたので、

画像を撮ってきました。

木づちでたたくと

ジョイントしてある部分が少しずつ外れてきます。

力を入れすぎると、傷が入ったり、まさかの折れたり・・・大変な事態になりますので

優しく力加減が大切です。

すべてが木と木の組み合わせでできているので

ばらばらにすることができます。

はい！こんな感じです。

ジョイント部分についている古いニカワ（接着剤）をこさぎ取り

新しくボンドを付けて

元の通りに組立て

クランプという特殊な器具で固定します。

1脚のために全部で12本のクランプを使っています。

このようにして

100年前に作られた椅子を

今から先も使い続けられるように

修理しているわけです。

この過程で、修理に耐えられない状況

たとえば折れていたり、虫食いで中身がスカスカだったり・・・

そのようなものが見つかったら

残念ながら、椅子としては再生しません。

使えそうな部分だけを取り出し、

パーツとして別の利用方法を考えていきます。

ジョンブルにパーツが多くあるのは

このようなメンテナンスを確実に施しているからなのです。